Party is over.

- Breakpointを終えて -


何年かデモをつくってきて、初めてのデモパーティで

世界でも数少ないScenerオンリーのイベントだったが、結果的には行ってよかったと思った。

やっぱり、参加してはじめてわかる風景もあると思った。

今回の参加レポートを読んで、もしくは前からデモシーンに興味があり、

メガデモをつくろうとおもった人はぜひ参加することをお勧めする。


Breakpointではみんなフレンドリーに接してくれる。Breakpointの会場では

国の違いによる差を感じなかった。日本にしかいないと、地理的に島国という

所以からか、外国に対しての抵抗が少なからずあると思う。

しかし、ヨーロッパのScenerたちは違う国のパーティにいくことに

なんら抵抗がないようだ。日本人もメガデモをつくったから海外のパーティに

参加してみようかな?くらいの乗りで参加するのが良いだろう。


さて、前から私は疑問だったのだが、結局のところデモパーティとはなんだったのか?

その答えは、「デモで盛り上がる飲み会」である。

日本語で「飲み会」というとちょっと誤解があるかもしれないが、実際の”パーティ”に

近い言葉がみつからない。会場で思ったのは、日本には”パーティ”の概念がない

ということ。雰囲気としては、”お祭り”に近いが少し違う。

”お祭り”は何かを祝っているが、パーティはそれ自体を楽しむものである。

もちろんデモを発表するための場でもあるが、それはパーティのイベントに過ぎず

本来の目的はやはりパーティを楽しむことである。

しばしば、デモパーティの順位づけで、上位なのに、pouetでの評価が低いものが

あるが、それはパーティの場でどれだけ場を盛り上げたかによる。

パーティでの評価とpouetの評価がしばしば異なることが多いのは、それだけ

会場の雰囲気などにより、デモに対する印象が変化するということである。

もちろん今回のBreakpointでもそういうことはあったと思う。

pouetでの評価は純粋な映像作品としての評価になることが多い。

しかし、それはデモの楽しみ方の半分でしかないと思う。

ここで重要なのは「ライブ感」である。

会場の雰囲気とマッチしたデモは見ていて非常に心地よいし、

会場の雰囲気から外れているデモは、きれいでもいまいちしっくりこない。

今回System Kのデモではこのあたりをあまり重要に考えていなかったため、

実際にデモを会場で見たときに、雰囲気とあってないなぁと感じてしまった。

シーンの内容自体ではなく、問題は「ノリ」である。

会場のノリと合っていないデモは結果的にしょぼくみえてしまう。

かといっても、パーティ自体はライブで、デモをつくる作業は非ライブなので

両者を合わせることは難しい。

逆に考えてみると、デモでいかに会場をノせられるか、ということになる。

ここから導かれることは、

良いデモとは、パーティの人たちを楽しませ(ノせられ)るデモであること。

である。その要素はもちろん、音楽であったり、シーンであったり、

技術であったりする。ただ、単純にかっこいいとかすごいだけではだめで、

パーティで人が楽しめることが一番の重要な点である。


ここまでデモのことを考えると、デモはパーティを楽しくさせるためのもの

であって、デモパーティの真の目的はプログラムの技術大会ではないとわかる。

やはりデモというものは、発表するだけでなく、人々にみてもらい、喜んでもらう。

そしてみんなの作品を楽しむ。そしてまた次も作品を作ろうと思う。そんな連鎖が

デモシーンなのだと実感した。

あるScenerが言った言葉を少し借りるなら、

「あの巨大スクリーンに自分の作品が映し出され、そして会場が盛り上がるのを

想像してごらん?。もっとみんな興奮させたくて、また新しい作品をつくりたくなるよ。」



これにて今回のBreakpoint2009レポートはおわりですが、

来年のBreakpointに参加するのはPCの前の君たちだっ!!



. kioku / System K